マレーシアの国営石油ガス会社ペトロナスは9月、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルの液化天然ガス(LNG)を中国向けに出荷すると発表した。ペトロナスの子会社ペトロナスLNGが中国・上海の電力・ガス会社である申能集団との間で、カーボンニュートラルLNGの供給契約を結んだもの。2022年3月にかけて、上海にあるLNG受け入れ基地に、合計3カーゴを供給する。LNGはサラワク州ビンツルにあるペトロナスLNGコンプレックス(PLC)から出荷される。ペトロナスの中国向けカーボンニュートラルLNGの販売は今回が初めてとなる。同社は8月に四国電力(香川県・坂出基地)にカーボンニュートラルLNGを出荷している。
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