中国自動車工業協会(CAAM)のデータによると、2月の国内の自動車生産台数は前月比37.1%減の150.3万台、販売台数は同41.9%減の145.5万台となった。一方、前年同月比はそれぞれ5.2倍、4.6倍となった。前年同月比で大幅増となったのは、20年2月は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、生産と販売が大きく落ち込んでいたため。今年は景気回復の中で需要が持ち直している。
1~2月にかけて自動車の生産台数は、前年同期比88.9%増の389万台、販売台数は76.2%増の395.8万台となった。19年のデータと比較すると、自動車の生産と販売はわずかに増加し、前年比でそれぞれ2.9%と2.7%増加した。
中国税関総局と統計局のデータによると、1~2月の国内ガソリン消費量は2,053万トンで、前年同期比15.00%増となった。
中国経済が回復し、自動車の生産・販売が前年比増となったのは、石油製品市場にも追い風になりそうだ。
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