国内石油製品=4月15~19日:陸上ガソリン、実需の鈍化が気がかり
陸上ガソリンは補助金増額による上昇抑制もあり、第4週の系列仕切り価格も実質0.2円の上げにとどまった。卸業者の多くはいったん小幅に販価を引き上げたものの、動意の薄さから販価を見直す動きが表面化。小売販売が思いのほか鈍いとの声が寄せられている。関西地区の量販PB業者は「4月に入り消費者の財布のひもが予想以上に固い」と指摘する。月前半の小売販売は前年対比3~5%の落ち込みと伝える卸業者や小売業者が多いようだ。何かと出費が多い大型連休を前に節約ムードの高まりは理解できるほか、4月からの日用品追加値上げも消費者心理に響いているという。ガソリンは千葉が前週並みの135円、阪神が同0.35円高の134.6円。
複数の製油所で定修、ないしは装置不調によるトッパーの停止および稼働低下が伝えられている。気象庁によると、GW前後は全国的に気温が高めで絶好の行楽日和となる見込み。政府は補助金の4月末終了に対し、一定期間延長すると発表しており、最終週の駆け込み需要による混乱は回避されている。目先は小売販売を中心とした実需の回復具合が注目材料となりそうだ。
複数の製油所で定修、ないしは装置不調によるトッパーの停止および稼働低下が伝えられている。気象庁によると、GW前後は全国的に気温が高めで絶好の行楽日和となる見込み。政府は補助金の4月末終了に対し、一定期間延長すると発表しており、最終週の駆け込み需要による混乱は回避されている。目先は小売販売を中心とした実需の回復具合が注目材料となりそうだ。
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