国内石油製品=2月5~9日:陸上ガソリン、底打ち機運がじわり
陸上ガソリンの月変わり後に複数の卸業者が踏み込んだ対応を見せ、千葉では一時129円台で推移。その後は反動で131円前後まで戻している。複数の製油所で装置トラブルが頻発したほか、海陸市場で元売りや商社の大口市中買いも入り、余剰玉はやや後退気味。補助金の増減に敏感な民族系玉取扱い業者が足元で大人しいことも上値を幾分か軽くしている。千葉は週間比で0.65円高の130.8円、阪神は同0.4円安の129.85円。
気象庁が発表した1カ月予報では、3月初旬まで全国的に気温は高めとなりそそうだ。京浜地区や阪神地区も平年を上回る見込み。2月は後半にも3連休があり、少し早めの春の行楽需要が広がりを見せればガソリン需要の底打ち、ないしは微増への期待ももてそうだ。
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