原油・コンデンセート=1月18~22日: PTT、IRPC向けにダスを購入
中東
3月積みアブダビ産ダスの市況連動相場は、OSP指標に対して3~8セントのプレミアムとプラスサイドに転じた。サウジアラビアおよびアブダビがターム契約者に対する供給量を削減しているなかで、今週に入ってアジアの各国でスポット市場での調達の動きが広がっている。PTTは19日に締め切ったIRPC向け3月20日~4月10日着を対象とした買付け入札でダスを購入。数量は50万バレルで、価格はOSP指標に対して小幅プレミアムとの情報が寄せられた。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ
3月積みサハリン産ソコールの市況連動相場は、ドバイ市況に対して1.15~1.25ドルのプレミアムに上昇した。競合する中東産軽質油種が上昇しており、ソコールの連れ高となった。インドの石油天然ガス公社(ONGC)が20日に締め切った3月積みとして3本目となるソコールの販売入札で、3月28日~4月3日積みを販売した。価格はドバイ市況に対して1.20ドル前後のプレミアムで、買い手は中国国際連合石化(ユニペック)と伝えられた。
南方
3月積みインドネシア産バンユ―リップの市況連動相場は、DTDブレントに対して55セント~65セントと、前日比で35セント縮小した。既報のとおり、中国勢の需要が鈍化しているうえ、インドネシア国内の稼働率が低水準にとどまっているため、ターム契約者や権益保持者向けの供給が増加しているようだ。欧州のサハラエナジーは、30万バレル程度の3月積みのパーシャルカーゴを販売。価格はDTDブレントに対して50~70セントのプレミアムだったと伝えられた。