LPG=1月18~22日: 相場は潤沢な供給を背景に急落
CFR極東:
極東着相場は先週、潤沢な供給を受けて急落した。Rim Asia Indexは21日時点でプロパンが577.50ドルと15日比105.50ドル安、ブタンが497.50ドルと同105.50ドル安。2月後半着プロパン単体では一部の買い手に購入余地が見込まれているものの、複数の売り手が市場に見えており、プロパンの需給は緩い。2月後半着プロパン2万3,000トン1カーゴが20日、3月極東着市況対比35ドルのプレミアムで販売されたもよう。また、3月前半着プロパン2万3,000トン2カーゴが3月極東着市況対比31~34ドルで成約された。
FOB中東:
2月CP予想はプロパン595ドル前後、ブタン555ドル前後に下方修正された。極東着市況の下落を受けた。サウジアラムコは2月積みターム玉を7~8カーゴ先送り、あるいはキャンセルしたようだ。カタール石油製品販売会社(QPSPP)が一部のプレーヤーに対し、2月22~23日積みプロパン/ブタン各2万2,500トンを販売打診している様子。
日本国内:
京浜の1月渡し陸上相場はプロパンが59,200~59,800円に上昇した。旺盛な民生用プロパン需要が背景。一方、ブタンは60,000~60,500円と横ばい。タクシー用オートガス向けブタンの出荷不振が続く中、商談は閑散としている。
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