原油・コンデンセート=7月13日~17日:サウジのアジア向け供給削減は5~20%
中東原油/コンデンセート サウジアラビア国営サウジアラムコは、サウジアラビア国営サウジアラムコは、アジアのターム契約者に8月積みターム供給のアロケーションを通知した。韓国の需要家によると、おおむねノミネーションの5~20%程度削減されたとみられるが、なかには全く削減されなかった契約者もいたようだ。削減の中心は、中重質原油だったと伝えられた。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国による協調減産は7月末をもって減産量が970万バレルから770万バレルに引き下げられるため、サウジアラムコも供給の削減量を減らしたと見られる。
アフリカ/欧州/ロシア/アメリカ原油/コンデンセート 9月積みの東シベリア産エスポの市況連動相場は、大幅に下落した。中国国内でガソリンなどのマージンがこのところ急落しており、独立系の需要が低迷している。さらに、西アフリカ産など多数の競合油種が、中国着ベースで安値で売り唱えられおり、供給が増加していることも相場の下落につながった。露生産者スルグトネフテガスは16日に締め切った9月積みエスポの2回目の販売入札で対象となる2カーゴ(8~15日積み、11~18日積み)を販売した。価格はドバイ市況に対して1.30~1.50ドルのプレミアムだった
南方原油/コンデンセート 9月積みベトナム産原油の商いでは、同国国営PVオイルが既報のとおり14日に締め切った入札で11~15日積みのチムサオ30万バレルを販売した。その後の調べで、買い手が英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルだったとの情報が寄せられた。落札価格は既報のとおり、DTDブレント指標に対して3.50ドルを小幅上回るプレミアム。
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