LPG=2月3~7日: 相場は続落、プロパンの供給過剰感で
CFR極東:
極東着相場はプロパン単体の供給過剰感と中国向け需要の減退を受けて下落した。Rim Asia Indexは6日時点でプロパンが406.13ドルと1月31日比64.12ドル安、ブタンが488.13ドルと同60.87ドル安。複数の売り手が2月後半~3月前半着の米国産プロパン単体を販売可能とみられる。一方、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、中国向け需要は大幅に減少している。
FOB中東:
3月CP予想は荒い値動き。4日には供給増と中国向け需要の減退を受けて、プロパン327ドル、ブタン392ドルに下方修正された。しかし、その後は原油相場の反発を受けて、プロパンが370ドル台、ブタンが440ドル台を回復した。供給面では、カタール産ガス1社が3月21~24日積みプロパン4万4,000トン、もしくはプロパン3万3,000トン/ブタン1万1,000トンを販売可能。一方、欧トレーダー1社は3月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンをインド向けに物色している。
日本国内:
陸上相場は週後半に需給緩和を受けて下落した。手持ち玉を抱えるディラー勢が販売に積極的だった。しかし、3月CPが2月CPを大きく下回るとの見方を受けて、買い手の大半は先安観を抱き、様子見の姿勢を取った。この中、京浜相場はプロパン59,000~59,300円、ブタン69,000~69,500円で推移。
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