大ガス=「カーボンニュートラルガス」、大阪・関西万博の会場に供給へ
大阪ガスは、2025年の大阪・関西万博の会場で使用する「カーボンニュートラルガス」を供給する。万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)と契約を締結した。供給するのは、「クリーンガス証書」と「Jクレジット」により二酸化炭素(CO2)排出量を相殺したガスで、契約期間が2024年9月1日から2025年12月31日。クリーンガス証書の発行事業者は日本ガス機器検査協会。一方、Jクレジットは政府がCO2の削減・吸収量を認証する制度。 大ガスは合成メタン(e-メタン)やバイオメタンを製造する国内の他業者のプロジェクトなどから環境価値を調達する予定。加えて、万博会場内で環境省の委託事業により合成メタンの製造と供給も実施する。 万博協会は入札によりカーボンニュートラルガスの調達先を決定した。協会の8日の発表によると、落札金額は1億5,281万4,973円(税抜き)。これに対し、予定価格は1億7,981万6,934円だった。大ガスのほかの入札者は三愛オブリと関西電力。岩谷産業が入札を辞退した。
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