川崎汽=B100バイオ燃料使用の自動車運搬船、試験航行を実施
川崎汽船は米ワールド・フューエル・サービシズと船舶用バイオ燃料の供給契約を締結し、自社運航の自動車運搬船(APOLLON HIGHWAY、アポロンハイウェイ)によりB100バイオ燃料使用の試験航行を実施した。16日の発表によると、同船は3月31日にベルギーのゼーブルージュ港でB100バイオ燃料の供給を受け、欧州ECA(Emission Control Area:大気汚染物質放出規制海域)を出た後に同燃料による試験航行を開始し4月30日に完了した。 B100はバイオディーゼル100%の燃料。川崎汽は試験航行で、食料や飼料と競合する原料の使用を避けバイオマスなど再生可能な有機資源を原料としたB100を使用した。バイオ燃料は環境負荷低減が可能な代替燃料で、船舶の既存のディーゼルエンジンの仕様を変えずに使用することができ、従来の化石燃料と比べてライフサイクル(原料の栽培から最終的な燃料利用まで)で約8割から9割の二酸化炭素(CO2)削減効果が期待できるという。
(自動車運搬船 APOLLON HIGHWAY、アポロンハイウェイ) 写真の出所: 川崎汽船 発表資料
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