大ガス=合成メタン利用などで韓国SK E&Sと共同検討を開始
大阪ガスは、韓国エネルギー大手SK E&Sと、合成メタン(e-メタン)の利活用や水素、アンモニア、バイオガスなど新エネルギーの共同検討を実施する。16日の発表によると、両社はカーボンニュートラル(炭素中立)に関する共同検討の契約を締結した。大ガスを中心とするDaigasグループは液化天然ガス(LNG)の調達でSK E&Sと協業する関係にあり、これまでも都市ガス事業で情報交換や人材交流を行ってきた。 水素と二酸化炭素(CO2)から生成される合成メタンは都市ガスとほぼ同じ成分で、既存のLNGの液化・輸送設備、都市ガスのインフラや顧客の燃焼機器の利用が可能。合成メタンは生成時に回収したCO2と燃焼時のCO2が相殺するため、追加的なCO2を排出しない燃料とされる。同グループは、合成メタンにより社会コストを抑制しながら都市ガスの炭素中立化を進める考え。日本国内で技術開発や実証を進める一方、北米や南米、豪州、東南アジアでの合成メタンの製造事業を検討中という。
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