ニチレイフーズ=食品残渣のエネルギー化システム、関西工場に導入へ
ニチレイフーズは15日、大阪ガスの子会社が提供するバイオガス化システムを関西工場に導入すると発表した。食品残渣を工場の現場(オンサイト型)でエネルギーに変換するシステムの導入は、ニチレイフーズでは国内初。稼働開始は2025年7月の予定。関西工場では同システムにより、食品残渣を工場の現場で発酵させ、メタンガスを製造する。さらにメタンガスを燃料としてバイオガスボイラーを運転し、カーボンニュートラル(炭素中立)な蒸気を作り出し、自社工場敷地内で循環させて製造工程での再利用を図る。 食品残渣を燃料化することで、関西工場で発生する動植物性の残渣を20%程度減らすことが可能。さらにカーボンニュートラルな蒸気の循環利用により、年間約40トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込む。関西工場の排水放流水も、食品残渣の発酵を促進する水として有効利用する。
(注: ディスポーザ=ごみ粉砕機、ガスホルダ=ガス貯蔵タンク) (実証の流れ、イメージ) 図の出所: ニチレイフーズ 発表資料
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