3社共同=脱炭素促進の「インパクト融資」、取り扱いを開始
西日本シティ銀行と丸紅、e-dash(イーダッシュ、東京都千代田区)は、企業の脱炭素を促す「インパクト融資(インパクトファイナンス)」を共同で開発し、1日から取り扱いを開始した。3社は連携して、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化や、脱炭素に向けた目標達成のための指標設定・支援などのサービスを融資先の企業に提供する。民間主導の炭素クレジットである「ボランタリークレジット」も活用し、顧客企業の排出するGHGの一部も相殺する。融資の規模は1億円以上、期間が3年以上。使途は運転資金または設備資金とする。 新開発の融資では、イーダッシュのサービスを活用して顧客の過去のGHG排出量を算定し、削減余地を分析する。約3年分のモニターを実施し、目標達成も支援。そのほか、GHG排出量のうち二酸化炭素(CO2)換算で約10トン分を丸紅の炭素クレジットで相殺する。ただし、炭素クレジットについては自主的なCO2相殺のサービスで、温対法(地球温暖化対策推進法)や省エネ法(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)などの排出量・排出係数の報告には適用しない。
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