3社共同=酪農のCO2削減でJクレジット活用、ふん尿の管理法を変更
牧場経営のファームノートデーリィプラットフォーム(ファームノートDP、北海道中標津町)、丸紅、明治ホールディングスはこのほど、酪農の温室効果ガス(GHG)削減でJクレジットを活用した。ファームノートDPの牧場で排出されるふん尿の管理で、GHG排出係数が小さく環境負荷の低い方法に変更。従来、貯留して畑に散布していた乳牛のふん尿の取り扱いを、撹拌などにより強制的に空気に触れさせることで生じる発酵(強制発酵)に切り替え、2022年8月から1年間で149トンのCO2を削減した。強制発酵したふん尿の固体部分は、牛の寝床に敷く資材である「敷料」として利用した。丸紅がGHG排出量の算定やJクレジットの申請・販売を行い、明治HDがJクレジットを購入した。14日の発表によるとこうした家畜の排せつ物管理方法の変更により生み出されたGHG排出削減によるJクレジットの活用は、日本では初めてという。
(排せつ物管理方法、イメージ) 図の出所: ファームノートデーリィプラットフォーム、丸紅、明治ホールディングス 発表資料
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