三井住友海上=「Jクレジット補償保険」を販売、バイウィルと共同開発
三井住友海上火災保険は、二酸化炭素(CO2)の削減・吸収量を国が認証する「Jクレジット」の創出量減少を補償する保険を今月から販売する。脱炭素コンサルティングなどを手掛けるバイウィル(東京都中央区)と共同で開発した。対象は、複数の削減・吸収活動をとりまとめ、一つのプロジェクトとして登録する「プログラム型」の案件。機器が自然災害などで罹災し、Jクレジット創出量が減少した場合、減少した販売収益を補償する。補償対象となる主な機器は、太陽光発電設備、空調設備、照明設備、電気設備、蒸気ボイラーなど。Jクレジット制度のプログラム型プロジェクトは、小規模な削減・吸収活動をまとめて集約する事務や費用の負担が大きいため活用が広がりにくいとされる。Jクレジット補償保険は、プログラム型プロジェクトの促進を支援する仕組みという。
(Jクレジット補償保険の仕組み) 図の出所: 三井住友海上火災保険 発表資料(3月14日)
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