MOL=LPガス国際セミナーでアンモニア船などの活用を説明
商船三井(MOL)は、5日に開催されたLPガス国際セミナー2024において、「2050年ネットゼロに向けた商船三井のエネルギー移行戦略~社会インフラ企業に向けての変革~」と題した講演を行った。MOLは、約800隻の船舶を抱える中で、LPG・アンモニア船を約20隻有している。その講演内で同社は、「MOL Environmental Vision 2.2」を掲げ、2030年までにメタノールとLPG焚き船舶を約90隻まで増やし、それに伴い最大20%まで拡大するCO2排出量をカーボンクレジットに頼ることなく、2050年までに自主削減することを目標としていると説明した。目標達成に向けては、船舶の運転効率向上、そしてクリーンエネルギー燃料による代替を推し進めるとしている。具体的には、脱炭素化を待たず、LNG船、水素・アンモニア船、バイオ燃料船を同時並行で活用していく旨を示した。
東京 : 横井 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.