レコテック=八王子市の家庭から発生する廃食油、拠点回収を開始
資源循環サービスなどを手掛けるレコテック(東京都千代田区)は5日、八王子市で家庭から出る廃食油の回収・資源化事業を開始したと発表した。事業では東京都の「多摩イノベーションエコシステム促進事業」制度による支援を活用する。回収場所は、地元の食料雑貨品店であるスーパーアルプス楢原店と同みなみ野店、八王子市役所本庁舎(2階・ごみ減量対策課)、八王子市環境学習室「エコひろば」、八王子市南大沢清掃事務所の5カ所。回収した廃食油は、バイオディーゼル燃料や液体石けん(ハンドソープ)などとして再利用される。 回収可能な油はサラダ油、ごま油、菜種油、紅花油、コーン油、ひまわり油、大豆油、オリーブ油、ラード、バター、ココナッツ油など家庭から排出される食用油全般。一方、食塩やマヨネーズなど添加物の入った調味油や、機械油、アロマオイルといった食用以外の油、飲食店など事業所から出る廃食油は回収できない。 レコテックの発表資料によると、日本では現在、廃食油の70%以上が回収され、燃料や工業、飼料用の原料として再資源化されているものの、一方で家庭から出る廃食油のほとんどは再利用されておらず、その量が年間10万トンに達すると推計されている。 八王子市の1日の発表によると、廃食油回収ボックスはアルプス2店では1月22日に設置された。市の窓口の回収受け付けは1日から開始。いずれも、回収は3月末まで。
(家庭から出る廃食油の回収手順、イメージ) 図の出所: レコテック 発表資料
|
東京 : 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.