環境省=「都市の気候変動・脱炭素化」テーマのイベント、26日から開催
環境省は都市の気候変動・脱炭素化に関連する3つのイベントを26日から開催する。脱炭素社会の実現に向けた都市間連携のセミナーなどを26日に開催するほか、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が次にまとめる第7次評価報告書などについて議論する国際シンポジウムを28日、二国間クレジット制度(JCM)の実務者会議を27、28日にそれぞれ開く。イベントは非公開の行事を含むが、都市間連携セミナーと国際シンポジウムは、事前登録すれば傍聴できる。 26日の都市間連携セミナーでは、内外の自治体担当者などを招き、都市の脱炭素化に関する最新情報の交換、今後の政策や取組の促進に向けた議論を行う。環境省の八木哲也副大臣、国際応用システム分析研究所(IIASA)の竹本和彦理事会議長、愛媛県の田中英樹副知事、チリ・サンティアゴ市レンカ区のクラウディオ・カストロ区長、モンゴル・ウランバートル市のオドスレン・ノミンチメグ副市長などが参加する予定。対面とオンラインの2方式による日英同時通訳付きの開催で、時間は10時から11時30分。会場は都内千代田区の飯野ビルディング4階。ウェブサイトを通じた応募の締め切りは22日。 国際シンポジウムのテーマは、IPCCがこれから取りまとめる第7次評価での日本の貢献と「気候変動と都市」に関するIIASAとの連携。第6次評価の作業部会(気候変動の緩和)で副議長を務めたディアナ・ウルゲ・ヴォーサッツ中央ヨーロッパ大学教授と、IIASAのジョン・シェルンフーバー所長、環境省の小川眞佐子特別国際交渉官がそれぞれ基調講演を行う。公開討論会を含め、28日の14時から17時の開催。対面とオンラインの2方式を採用し、日英同時通訳も行う。会場は都内港区の虎ノ門ヒルズ森タワー。 参加はウェブを通じて受け付ける。
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