シンガポール油濁事故=バンカー供給および荷役は通常稼働
6月14日に発生した浚渫船とバンカーバージの衝突事故を受け、シンガポールのパシル・パンジャン・ターミナルを中心に、漏油の回収作業が進んでいる。これに伴い、艀繰りと玉繰りは一時的に混乱したものの、18日現在おおむね通常通り稼働している。ターミナルにおけるコンテナや製品の荷役や入港に規制はない。ただし、現地関係者によると、衝突があったターミナルや、油濁が広範囲で確認されているイーストパークコート付近の錨地で、船舶に油膜が付着していないかモニタリングが続けられているようだ。
また、18日現在、油膜の付着が本船で確認された場合、すべてのターミナルでの入港は本船の洗浄を行わない限り不可能という。これは艀も該当する。市場関係者は、艀繰りの混雑はあるものの、3日以上の遅れなどはないと指摘した。
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