SK=グリーン水素製造の米モノリスに出資
SKは3日、米モノリス・マテリアルズに出資したと発表した。出資額等は非公表だが、モノリスは2012年に設立され、独自のメタン熱分解プロセスを使い、「グリーン水素」を商業規模で生産した米国で最初のメーカー。現在、同社はネブラスカ州ハラムにある初の商業規模の生産施設の操業段階にあり、グリーン水素の生産に加え、第 2 段階の生産施設でクリーンなアンモニアを生産する計画を発表している。2024年に予定されている拡張が完了すると、従来に比べて年間100万トンの二酸化炭素排出削減が可能になる。
SKは昨年末に「水素事業開発センター」を設立し、2025年までに水素の製造、流通、消費のバリューチェーン構築を目標に掲げている。2023年から約3万トンの液化水素、2025年から25万トンのクリーン水素を含む、計28万トンの水素を供給する。また、今年1月に はSK E&S と約 16 億ドルを投資し、水素燃料電池および燃料供給ソリューションの大手プロバイダーである Plug Power(米ニューヨーク州)と、アジアの水素市場に共同で参入するためのパートナーシップ契約を締結している。
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