住友商事=シンガポールでのバンカー取引を本社へ移管
住友商事は、シンガポール子会社のサミットエナジー&リソーズ(旧ペトロサミット)が手掛けている原油と船舶用燃料の取引を、4月以降、東京本社に移管する。業務効率化が狙い。ただし、シンガポールを拠点とする別の子会社である住友コーポレーションアジア&オセアニアで一部のバンカー業務を残すという。
今後、シンガポールで燃料油の在庫を保有しないことに加え、ブレンディング事業からも撤退する。サミットエナジー&リソーズは鉄鉱石の取引会社として業務を継続するようだ。
関係者によると、今回の決定は組織変革の一環で、住友商事として従来の石油系の燃料油に加え、LNG、アンモニアや水素といった脱炭素エネルギー市場への取組みを東京本社に集約する目的があるようだ。
山岡 彩奈 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.