イベント事業会社の英DMGイベントは22日、6月3～5日に予定されているジャパンエネルギーサミットの説明会を東京都内で開き、今年から規模を拡大して開催する点をアピールした。ジャパンエネルギーサミットは今年で6回目。業界の識者たちがLNGの需給や脱炭素政策に関して意見交換する会議を聴講できるほか、新たに設けられたクライメートテックゾーンでは、気候変動問題の解決に向けた最先端の技術や知識に触れることができる。昨年は都内のホテルで開催したが、今年は会場を東京ビッグサイトに移し、世界30カ国から150社以上の企業が出展する。参加者は4,000人を超える見通しだ。

　規模の拡大に伴い、これまでエネルギー業界に関わりが薄かった方面からの関心も高まっている。車両向けのコーティング剤や漏洩補修のテープなどを販売している日本企業は、今回のイベントを米国の取引先から紹介してもらったといい、「ガスの漏洩時に自社の商品が役立つ機会がないかと探っている。イベントを通じてエネルギー業界について学びたい」と意欲を示した。DMGはサミットの開催直前まで参加の申し込みを受け付けている。