環境省=2019年度温室効果ガス排出量、前年度比2.7%減と発表
環境省は8日、2019年度の温室効果ガスの排出量(速報値)を12億1,300万トン(二酸化炭素換算)と発表した。前年度を2.7%下回り、2013年度(14億1,000万トン)以降、6年連続の減少となった。減少の理由として、電力の再エネ拡大や製造業における生産量の減少などエネルギー消費量の減少が寄与したとしている。
部門別の排出量では、全部門で前年度を下回っており、商業・サービス・事業所等で前年度比4.7%減をはじめ、家庭部門の同4.3%減、製油所や発電所などエネルギー転換部門で同4.2%減など、いずれも前年度を4%以上下回っている。
半面、代替フロンガスのうちハイドロフルオロカーボンは340万トンと、冷媒における排出量の増加を受けて前年度から7.2%増加した。
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