三菱重工=ハイドロジェンプロ社に出資、グリーン水素の製造・供給分野に進出
三菱重工業は14日、ノルウェーのハイドロジェンプロ社に出資すると発表した。ハイドロジェンプロ社は、水の電気分解で水素を製造する水電解装置の開発・生産を手掛け、加圧アルカリ槽を用いた水電解技術により9,000kW級の水電解式水素製造装置を開発済。現在10万kW級のプラントを実用化する計画を進めている。
三菱重工は今回の出資により、水電解装置と再生可能エネルギー由来の電気を利用して製造する分野に進出するとともに、水素を活用する発電システムや肥料製造設備、製鉄所などの脱CO2化の普及に向けた技術革新を行う。同時に、CO2回収・利用・貯蔵(CCUS)と組み合わせ、CO2を排出しない化石燃料由来の水素エネルギーについても研究を進めていく。
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