シンガポール=浚渫船と艀の衝突、燃料油が漏洩
シンガポール海事港湾庁(MPA)は6月14日、牽引式吸引式ホッパー浚渫船(TSHD)「ボックス・マキシマ」と停泊中のバンカーバージ「マリン・オナー」が衝突したと発表した。この衝突で、浚渫船の燃料タンクに穴が空き、低硫黄重油が漏洩した。16日現在パシル・パンジャン・ターミナルでの清掃活動が進められている。また、一部のビーチでは油膜が確認されており、遊泳禁止地区も発表されている。マラッカ・シンガポール海峡への燃料油の油濁は確認されていないため、問題なく通航可能という。
市場関係者によると、今後湾内の安全確認が強化され艀繰りなどが逼迫する可能性が高いと指摘した。なお、燃料油の除去作業はMPAを主導に進められている。
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