17日 原油は反発、WTI70ドルが節目に
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ50セント高の70.89ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同47セント高の74.69ドル/バレルと、いずれも反発している。 7日アジア時間午前の原油相場は反発。アメリカ時間未明、瞬間的にWTI70ドルを割ったタイミングがあり、値ごろ感から買いが集まった。天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)によると、急落した15日を境に、70ドルを挟んで売り買いが拮抗する状況が続いているという。あわせてアメリカ時間では米株価も反発しており、支援材料視されたようだ。 今後について吉田氏は「WTI70ドルを下限に推移するだろう」とみる。足元では18日の日本時間11時に発表予定の中国の経済指数、鉱工業生産指数等に注目が集まる。あわせて米国大統領選まで1カ月を切っており、景気回復を期待させる発言などが出やすい時期に入るため、注視が必要だと結んだ。
日経平均株価は前日比169円42銭安の3万9,010円88銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.37円と、前日の17時時点(149.45円)と比べ、わずかにドル安・円高方向に振れている。
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