16日 原油は反発、買い戻しも中東情勢が引き続き焦点
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ24セント高の70.82ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は21セント高の74.46ドル/バレルと、いずれも反発している。
アジア時間16日午前の原油相場は反発している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、中東の地政学リスクの後退で前日のニューヨーク市場が大きく下げた反動から、「アジア時間ではいったん買い戻しが入っている」との見方を示した。目先の動向については、引き続き中東情勢がカギと指摘した。「米大統領選が迫っており、イスラエルも米国に配慮してイランの石油施設への攻撃を避けるかもしれないが、報復する以上、今度はイランがどう反応するか」と説明した。このほか、経済指標面では18日発表の中国の7~9月期国内総生産(GDP)もポイントにあげた。
日経平均株価は前日比764円33銭安の3万9,146円22銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.09円と、前日の17時時点(149.24円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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