27日 原油は続落、サウジ増産で市場心理が悪化
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ35セント安の67.32ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同37セント安の71.23ドル/バレルと、いずれも続落している。
アジア時間27日午前の原油相場は続落している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、サウジアラビアの増産観測を受け、「市場心理の悪化による売りがアジア時間でも引きずっている」との見方を示した。ただ、「供給面での弱材料は原油相場で織り込まれようとしている。原油がさらに下がるとしたら、経済指標の悪化による需要要因だろう」といい、30日に公表される中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)や10月4日の米雇用統計を目先の相場のポイントに指摘した。
日経平均株価は前日比73円17銭高の3万8,998円80銭で推移している。ドル円相場は1ドル=145.17円と、前日の17時時点(145.02円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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