11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は前日終値と比べ10セント高の69.79ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同15セント高の73.61ドル/バレルと、いずれもわずかに反発している。
26日アジア時間午前の原油相場は小反発。イスラエルはレバノンへの空爆を続けているうえ、地上戦準備を示唆しており、中東の地政学的リスクに対する警戒感が強材料視されている。またアジアと欧米ともに株式市場が活況で、リスクオンの原油が買われやすい状況にあるようだ。
ただ、米国やリビアの供給懸念が後退したとの弱材料が見られるうえ、「強弱材料ともに流動的な内容なため、需給動向の見極めに徹する動きも多い」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)との指摘が寄せられた。さらに米国時間26日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の発言機会があるため、今は様子見に退いているとの向きもいる。
日経平均株価は前日比886円17銭高の3万8,756円43銭で推移している。ドル円相場は1ドル=144.89円と、前日17時時点(143.90円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):159.55 (↓0.07)
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