11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ43セント安の70.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同36セント安の73.29ドル/バレルと、いずれも続落している。
19日アジア時間の原油市況は続落。米国経済の先行き不透明感が重石になっている。米連邦準備制度理事会(FRB)は17~18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.50%引き下げると決定。年内の残り2会合で、それぞれ0.25%の利下げに踏み切る可能性も示唆された。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「FRBによる大幅利下げの決定は、ネガティブサプライズと受け止められている」と指摘した。急速な金融緩和に対しては、FRBが雇用市場の減速を警戒しているとの見方もあり、市場では米国を中心とした景気不透明感が再び台頭しているようだ。対照的に19日の東京株式相場は大幅続伸し、日経平均株価は一時1,000円超の上げ幅となった。「今回のFRBによる利下げの決定は、市場によって受け止め方がかなり異なる」(同氏)。
日経平均株価は前日比895円08銭高の3万7,275円25銭で推移している。ドル円相場は1ドル=143.59円と、前日の17時時点(141.88円)と比べ急速にドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):160.92 (↓1.78)
<PR>お知らせ
|
リム情報開発は2024年2月、創業40周年を記念し、『エネルギーの歩み』を刊行しました。 石油メジャーの誕生から脱炭素化に至るまで、 エネルギーの歴史をわかりやすくひも解くとともに、 リムならではの市況解説もふまえた充実の一冊です。 原油、石油製品、LNG、LPGの貿易統計に加え、年表も資料として掲載しており、 業務や勉強に幅広く利用していただけます。 この機会にぜひお申し込みくださいませ。
お申し込みは右のアイコンから可能です。
|
|
リム情報開発は8月20日、エネルギーの「いま」をまとめて把握できる季刊誌 『エネルギー通信』第21号を発行しました。 今号では、次世代原子力発電で作った「イエロー水素」の実用化に向けた取組みや、 2023年から再生可能エネルギー電力買取価格制度の対象になった カシューナッツ殻(CNS)の燃料化事業に乗り出したMIRARTHエナジーソリューションズの インタビュー記事などを掲載しています。 また、韓国のアンモニア事情など国際的なトピックスも取り上げております。 『エネルギー通信』第20号で、最新の動向をぜひご確認ください。
『エネルギー通信』は、WEBで閲覧いただくことができます。
お申込み・お問い合わせはこちら
https://www.rim-intelligence.co.jp/contents/info/eneletter/
エネルギー通信チーム TEL: 03-3552-2411 / Email: info@rim-intelligence.co.jp
|
|
|