11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ23セント安の77.93ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同14セント安の80.90ドル/バレルと、いずれも反落している。
16日アジア時間午前の原油相場は軟調。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)によると、米国の原油在庫が積み増しに転じたほか、中東の地政学的リスクが後退し、買い気が落ち着きを見せている。また、前日の上げを受け、利益確定の売りも入りやすい。日本をはじめ、多くの地域で夏季休暇のシーズンに入っていることもあり、相場は動きにくいとの見方も示した。
ただし、芥田氏は「イランの出方には引き続き注意を払う必要がある」と指摘。地政学的リスクへの警戒感は根強いようだ。
日経平均株価は前日比1,092円80銭高の3万7,819円44銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.96円と、前日17時時点(147.22円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):170.31(↓0.98)
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