リムエネルギー総合指数22種(レックス22)は13日、前週末の9日比1.48ポイント高の170.57と4日連続で上昇した。170台は172.63だった5日以来。総合指数を構成する指数のうち輸入(9種)が2.81ポイント高の177.23、輸出(4種)が1.74ポイント高の180.00だった。一方、国内(9種)は154.47と前日と比べ0.13ポイント低下した。
輸入指数では液化天然ガス(LNG)が前日比18.27ポイント高と上昇をけん引した。マレーシア産の供給が遅滞しているアジア市場の事情や、ロシア産の供給不安により上昇傾向を強めている欧州天然ガスの影響を受けた。このほか、石油化学製品の基礎原料であるナフサやジェット燃料など他の品目も1.16から1.86ポイントの上昇を示した。
輸出指数も構成する4製品が揃って高くなった。基礎化学品であるベンゼンが1.83ポイント高。他の3品目は1.57から1.71ポイントの上昇だった。
国内指数はガソリンや灯油など大半が横ばいだったが、一部地域で軽油が軟化し、家庭用燃料に利用されるプロパンと石油化学原料のブタンもそれぞれ東京地域で小甘くなった。
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