11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(9月限)は前日終値と比べ43セント高の78.34ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(10月限)は同33セント高の81.17ドル/バレルと、いずれも続伸している。
1日アジア時間午前の原油相場は続伸。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「中東の地政学リスクの高まりが懸念されている」と伝えた。イスラム組織ハマスの政治指導者ハニヤ氏がイランで殺害された。イスラエルによる犯行とみられ、両者の戦闘が激化するおそれがある。
ただ中国では7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が3カ月連続で50を下回るなど経済が低調との見方が強く、アジア向けの原油需要が伸び悩み、相場が大きく上向く状況ではないようだ。また「イスラエルやハマス、レバノンの親イラン組織ヒズボラがいずれも全面戦争を望んでいないのではとの見方が、市場に冷静さを残している」(同)との指摘も寄せられた。
日経平均株価は前日比1,007円58銭安の3万8,094円24銭で推移している。ドル円相場は1ドル=149.36円と、前日17時時点(150.91円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):174.95 (↓0.25)
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