11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は先週末終値と比べ25セント安の80.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)も同25セント安の84.99ドル/バレルと、いずれも小幅下落。
24日アジア時間午前の原油相場は小幅安。米国の株安を映した。週明け早々の株安について、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストによると、21日に発表された6月のPMI(購買担当者景気指数)が2年2カ月ぶりの高水準に達したため、米国金利の高止まり肯定材料として機能したという。これによる利下げ観測の後退が先週末からの重石となっている。事前予想では弱含み観測が広がっていた。
ただし、同氏は現状の株安は長く続かないと指摘する。要因として、日本時間の28日に発表予定のPCE(米国個人消費支出)に対し、弱まるとの事前予想が多数ある。同予想を支援材料に、安値拾いの買いも見られる。株価の持ち直しにより、「28日までの原油相場は堅調に推移するのではないか」と見方を示した。
日経平均株価は先週末比98円79銭高の3万8,695円26銭で推移している。ドル円相場は1ドル=159.68円と、先週末の午後5時時点(158.78円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 182.87 (↓0.05)
<PR>お知らせ
|
リム情報開発は2024年2月、創業40周年を記念し、『エネルギーの歩み』を刊行しました。 石油メジャーの誕生から脱炭素化に至るまで、 エネルギーの歴史をわかりやすくひも解くとともに、 リムならではの市況解説もふまえた充実の一冊です。 原油、石油製品、LNG、LPGの貿易統計に加え、年表も資料として掲載しており、 業務や勉強に幅広く利用していただけます。 この機会にぜひお申し込みくださいませ。
お申し込みは右のアイコンから可能です。
|
|
リム情報開発は5月20日、エネルギーの「いま」をまとめて把握できる季刊誌 『エネルギー通信』第20号を発行しました。 今号では、次世代原子力発電で作った「イエロー水素」の実用化に向けた取組みや、 2023年から再生可能エネルギー電力買取価格制度の対象になった カシューナッツ殻(CNS)の燃料化事業に乗り出したMIRARTHエナジーソリューションズの インタビュー記事などを掲載しています。 また、韓国のアンモニア事情など国際的なトピックスも取り上げております。 『エネルギー通信』第20号で、最新の動向をぜひご確認ください。
『エネルギー通信』は、WEBで閲覧いただくことができます。
お申込み・お問い合わせはこちら
URL: https://www.rim-intelligence.co.jp/contents/info/eneletter/
エネルギー通信チーム TEL: 03-3552-2411 / Email: info@rim-intelligence.co.jp
|
|
|