11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は前日終値と比べ8セント安の81.21ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同11セント安の85.60ドル/バレルと、いずれも反落している。
21日アジア時間午前の原油相場は小幅下落。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「米国の金利高止まりを受けて、経済減速懸念が浮上している」と述べた。さらに中国経済に停滞感が生じていることも弱材料だ。一方、相場の下値は限定的。米エネルギー情報局(EIA)が20日に発表した週報では、原油在庫が事前予想の220万バレルの減少を上回る250万バレルの減少となった。「米国のドライブシーズンにおける原油およびガソリンの需給引き締まりが意識されている」と同氏は指摘。当面は主要な経済指標の発表が予定されていないことから、「方向感のない値動きが続いている」と芥田氏は付け加えた。
日経平均株価は前日比38円71銭高の3万8,671円73銭で推移している。ドル円相場は1ドル=158.90円と、前日17時時点(158.28円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):182.92 (↑0.19)
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