11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ32セント安の77.18ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)も同32セント安の82.28ドル/バレルと、いずれも反落している。
13日アジア時間午前の原油相場は反落。米国経済の先行き不透明感が強まり、売りが先行している。米連邦準備制度理事会(FRB)は11~12日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を7会合連続で据え置くことを決定。会合後に公開された、FOMC参加者らによる政策金利の水準見通し(ドットチャート)では、年内の利下げ回数の予想が、従来の3回から1回に下方修正された。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、「米国の金融政策の行方を占う材料が市場に与える影響は大きい」と述べた。12日の市場では、5月の米国消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを受け、原油相場は買い地合いで推移していた。また、米国で需給緩和に対する警戒感も高まりつつあるようだ。米エネルギー情報局(EIA)が12日に発表した週報では、先週末7日時点の原油およびガソリン在庫が、それぞれ前週から増加していた。
日経平均株価は前日比52円51銭高の3万8,929円22銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.94円と、前日の午後5時時点(157.27円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):181.29 (↑1.09)
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