11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ59セント高の78.61ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同53セント高の82.91ドル/バレルと、いずれも反発している。
15日アジア時間午前の原油相場は反発。前日に売り進まれた反動で値ごろ感が広がり、安値拾いの買いが先行している。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、「前日にWTIが一時78ドルを割り込み、相場の下支え水準を下回った」と述べ、現時点では、押し目買いが入りやすい、と説明した。また、前日に米株価が反発したことも、株式と同じリスク資産である原油の買いを促しているようだ。もっとも、相場の上値は限定的。米国の金融引き締めが長期化するとの観測が再燃し、景気後退とエネルギー需要減少への懸念が強まっている。前日に発表された同国の4月の卸売物価指数(PPI)は、市場予想よりも大幅に上昇した。根強いインフレ圧力に対する警戒感が広がるなか、市場関係者らは、15日に発表される同国の消費者物価指数(CPI)に注目している。
日経平均株価は前日比219円54銭高の3万8,575円60銭で推移している。ドル円相場は1ドル=156.43円と、前日の午後5時時点(156.46円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):177.29 (↓0.03)
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