11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ17セント高の78.65ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同14セント高の83.47ドル/バレルと、いずれも反発している。
7日アジア時間午前の原油市場は堅調に推移している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は、「先週末に売りが優勢となったため、安値拾いの買いが先行している」との見方を示した。また、アジア時間午前では中東情勢の緊迫化が再び強材視されている。イスラム組織ハマスは6日、イスラエル軍との戦闘が続くパレスチナ地区ガザでの休戦案を受け入れると発表したが、イスラエル側は「条件を満たすにはほど遠い」と主張し、合意には至っていない。こうしたなか、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ最南部ラファでハマス拠点を攻撃。「依然としてイスラエル側は攻撃を継続しており、地政学リスクの高まりが原油に上昇圧力を加えている」と芥田氏は指摘した。
日経平均株価は前日比443円63銭高の3万8,679円70銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.46円と、前日の17時時点(155.50円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):179.15 (↓3.84)
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