17日、原油は続落、米API在庫増で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ47セント安の84.89ドル/バレルと反発、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)も同44セント安の89.58ドル/バレルと続落している。
17日アジア時間午前の原油相場は続落。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)はアジア時間にイスラエルの対イランの報復がやや限定的との見方が一部で出ているほか、「米国の遅い時間に公表された米石油協会(API)の12時点の原油在庫統計が前週よりも増加したことで、利益確定売りが出ている」と指摘した。目先の展開については、「中東情勢の緊張と、このところ売りが進んだ米国の株価の動向に左右される展開になるだろう」との見方を示した。
日経平均株価は前日比95円14銭安の3万8,376円6銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.66円と、前日の17時時点(154.40円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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