2日 原油は続落、中国PMIの悪化や減産幅縮小の観測で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ77セント安の59.87ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同72セント安の62.97ドル/バレルと、いずれも続落している。 中国国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は3カ月連続の低下となった。また、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が、4日に開催する閣僚会合で協調減産幅の縮小を検討すると伝えられ、需給緩和観測から原油相場は弱含んでいる。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「OPECプラスの会合での合意内容に不透明感があるため、原油は利益確定売りが入りやすい」と指摘した。 日経平均株価は前日比43円35銭安の2万9,620円5銭で推移している。ドル円相場は1ドル=106.85円と、前日17時時点(106.60円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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