8日 原油は続伸、サウジ自主減産で需給引き締まり観測
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ18セント高の51.01ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同18セント高の54.56ドル/バレルと、いずれも続伸している。 原油相場は需給引き締まり観測を受け堅調に推移している。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)によると、サウジアラビアが2~3月に自主的に日量100万バレルの追加減産を表明したことは市場関係者にとってサプライズの発表で、需給緩和感が後退しむしろ引き締まりに転じるとの見方が、引き続き材料視されているという。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で減退しているエネルギー需要の回復時期が見通せず、相場の上げ幅が削られている、と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比397円23銭高の2万7,887円36銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.87円と、前日17時時点(103.37円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 92.88 (↑1.45)
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