11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ26セント高の45.78ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同25セント高の49.11ドル/バレルと、いずれも反発している。
米エネルギー情報局(EIA)が9日発表した週間統計によると、予想に反して原油在庫が増加したにもかかわらず、10日のアジア時間の原油相場は反発している。英国で8日、米ファイザー社の新型コロナウィルスのワクチンの接種が始まったことや、米国でも早ければ11日からワクチンが提供される見通しであることが下支え要因。「感染拡大に歯止めがかかり、経済が早期正常化へ向かうとの期待感が原油相場を押し上げた」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)との声が寄せられた。また、「現在、為替市場がドル安に推移しているため、ドル建ての原油先物に割安感からの買いが見られたことも一因」と同氏は付け加えた。
日経平均株価は前日比109円60銭安の2万6,708円34銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.35円と、前日17時時点(104.23円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):81.34 (↓0.01)
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