11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は先週末終値と比べ19セント安の46.07ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同18セント安の49.07ドル/バレルと、いずれも反落している。
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが先週末に公表した1週間の米国内石油掘削リグ稼働数が前週比5基増の246基と、10週連続の増加となったことを受け、需給改善期待が後退し、週明けのアジア時間帯に入って原油はやや売られている。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「このところ原油相場は都合良い材料ばかり強材料視されていたので、利益確定売りが入っている」という。また、石油輸出国機構(OPEC)プラスが来年1月からの協調減産幅を現行の日量770万バレルから同50万バレル削減することで合意したことについて、同氏は「OPECプラスによる協調減産も結果でみれば増産ではあるので弱材料ともみられている」と付け加えた。
日経平均株価は先週末比104円87銭安の2万6,646円37銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.99円と、先週末の17時時点(103.95円)と比べほぼ同水準。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):81.92(↑1.87)
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