11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日比74セント高の45.65ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同78セント高の48.64ドル/バレルと、それぞれ上昇している。
24日の欧米市場では米株価の上昇に伴い、同じリスク資産である原油先物も買いが先行した。前日の新型コロナウイルスワクチンへの期待感の広がりに加え、米国の次期財務長官にイエレン連邦準備制度理事会(FRB)前議長が指名される見通しが立ったことで、政治安定への期待が高まった。また上野剛志上席エコノミストは「石油輸出国機構(OPEC)が来週開催する総会で1~3月期の原油生産縮小を見送る方向で検討を進めており、米国のエネルギー需要の増加観測が背景にある」と指摘している。しかし米国で新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、米石油協会(API)が発表した週間統計において米原油在庫が前週よりも増加していることから、「米国の足元のエネルギー需要は低調」(同氏)とも伝えている。
日経平均株価は前日比460円89銭高の2万6,626円48銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.57円と、同17時時点(104.47円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 74.92 (↑2.22)
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