18日 原油は下落、米原油在庫増や株価反落を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日比24セント安の41.19ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同14セント安の43.61ドル/バレルと、それぞれ下落している。 17日に米石油協会(API)が発表した週間統計において、米原油在庫が市場の事前予想である前週比170万バレル増加に対し、実際には同417万バレル増加となったことを受け、需要不振から原油は売られている。また、18日のアジア時間未明からダウ先物やSPI500先物など米主要株価が反落し始め、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは「株価の反落によって原油もつれ安の展開となっている」と述べた。背景として、新型コロナウイルスのワクチン開発期待への過熱感から株式市場で利益確定の売りが先行し、株式と同様にリスク資産である原油にも売り圧力が生じているようだ。 日経平均株価は前日比191円52銭安の2万5,823円10銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.12円と、前日17時時点(104.48円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 74.00 (↓0.39)
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