13日 原油は続落、米経済リスクの警戒によるアジア株安で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日比68セント安の40.44ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同61セント安の42.92ドル/バレルと、いずれも続落している。 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は12日、欧州中央銀行(ECB)が主催したバーチャル会議で、米国経済が未だリスクを帯びていると発言した。新型コロナワクチンの開発が進んでいるものの、足元の経済に厳しさが続くとの見方が広がり、米国株式指数先物相場は下落した。13日のアジア時間では、米国株式市場の弱含みに引きずられアジア株が下落し、リスク資産である原油も売られた。また、「米エネルギー情報局(EIA)が12日に発表した月間レポートで、2021年半ばまで世界の原油需要が回復しないとの報道で、原油に売り圧力が台頭した」(国内アナリスト)。世界各国で外出の自粛も呼びかけられるなか、同氏は「足元の原油マーケットには弱材料しかない」と付け加えた。 日経平均株価は前日比250円50銭安の2万5,262円38銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.93円と前日の17時時点(105.28円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):73.97 (↑0.28)
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