11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は、前日比1セント高の39.23ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は同5セント高の41.34ドル/バレルと、ともに膠着している。
ある国内アナリストは「原油先物相場は方向性に欠ける」と指摘している。ストライキの影響によりノルウェーの原油生産量が落ち込んでいることや、ハリケーン「デルタ」の接近に伴い米メキシコ湾岸でも原油生産量の減少が見込まれているが、一方で新型コロナウィルスの感染拡大により米国内の原油需要は縮小している。またトランプ大統領は退院したといえ指揮系統への遅れが生じており、経済対策の不透明感が色濃い。しかし「昨日の原油先物相場の急反発により利益確定の売りが発生してもおかしくなかったが、原油生産量の減少やトランプ大統領退院の話題が相場を下支えした」との見方も示している。
日経平均株価は前日比95円38銭高の2万3,407円52銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.69円と、前日17時時点(105.61円) からわずかにドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 65.56 (↑0.72)
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