2日午後 原油は急落、米トランプ大統領コロナ陽性でリスクオフ
16時00分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は、前日比1ドル14セント安の37.58ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は、同1ドル14セント安の39.79ドル/バレルと、一気に値を崩している。 米トランプ大統領が2日、自身のツイッターで新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。米大統領の新型コロナ感染により、米国内での感染再拡大が改めて意識されたほか、纏まりかけていた米国の追加経済対策の決着に遅れが生じ、経済回復が遅れるとの懸念が広がっているようだ。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストによると、「大統領選や経済への先行き不透明感が強まったことで、リスク資産を手放す動きが加速している」といい、リスク資産のひとつである原油にも売りが出ていると指摘した。 日経平均株価はシステム障害による売買停止前の先月30日比155円22銭安の2万3,209円90銭で引けた。ドル円相場は1ドル=105.17円と、前日17時時点(105.59円)からドル安・円高が進んでいる。米トランプ大統領のコロナ感染が伝わった直後には105円の節目を割り込む場面もあった。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):66.42 (↑0. 82)
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