11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は、前日比48セント安の38.24ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(12月限)は、同50セント安の40.43ドルといずれも続落している。
マーケットエッジの小菅努代表取締役は「株価の上値の重さが弱材料」と指摘する。足元は米国株式指数先物相場などが軟化しており、リスク資産である原油も売られやすくなっている。また、スペインの首都マドリードなどでは、新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)が再導入される可能性が浮上しており、移動用の「エネルギー需要減が懸念される」(小菅氏)ことも引き続き相場の圧迫要因だ。このほか石油輸出国機構(OPEC)の9月原油生産が前月比で増えたと国際報道で伝わったことも売り圧力をかけている。
日経平均株価は、システム障害による売買停止前の先月30日比33円20銭高の2万3,218円32銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.59円と、前日17時時点(105.54円)から若干ドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):66.42(↑0.82)
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