28日 原油は続落、エネルギー需給の緩和感とドル高が重し
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(11月限)は、先週末比16セント安の40.09ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同18セント安の41.74ドル/バレルと、ともに続落している。 欧米で新型コロナウイルスの感染再拡大が続くなか、需要低迷への懸念で原油先物は売りが優勢となっている。「経済回復が遅れるとの見込みからエネルギーの需給に緩和感がある」(=第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(=写真))。加えて、米国の追加経済対策の決定をめぐる不透明感から、安定資産であるドルが買われており、ドル建てで取り引きされる原油に対する割高感も相場の重しとなっているようだ。
日経平均株価は先週末比166円59銭高の2万3,371円21銭で推移している。ドル円相場は1ドル=105.42円と、先週末17時時点(105.39円) からわずかにドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 66.31 (↑0.81)
|
東京 : 柏原 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.